お金と自由のために起業したら?
世の中に流れる「自由な起業ブーム」
最近、「自由な起業ブーム」が話題になっていますよね。皆さんの中にも「もっと自由に生きたい」と思い、起業を考えている方がいるかもしれません。私自身も8年前、「自由」を目指して起業しました。その経験をもとに、今日は「自由と起業の本当の意味」についてお話ししたいと思います。
まず最初に結論からお伝えします。
起業の理由
最初は「お金」や「自由」が目的で構わない。
自分が欲しいものに、本気で向かっていって「手に入れた瞬間」、本当は最初からあったことに気づく。
そこから本当の「起業の目的」や「理念」が研ぎ澄まされ、天職に近づく。
煩悩に向き合う
今、多くの人が抱える願望や悩みは、次のようなものではないでしょうか。
- 値段を気にせずに服が買いたい
- 会社に行くのが苦痛
- 美味しいものが食べたい
- もっと学びたいことがある
- 旅行に行きたい
- 推し活をやりたい
これらのほとんどは「お金」で解決できることです。特に経済成長が著しかった昭和30年〜50年代に生まれた私たちは、「幸せな人生=高収入」という教育を無意識に受けています。
高度な教育を受け、企業でリーダーとなり、男性と肩を並べる収入を得ている方も多いでしょう。そして、「お金さえあればなんでもできる!」と私自身も思っていました。お金は本当に大切なものです。
だからこそ、とことん「稼ぐ」にコミットしてみるのは、自分に対して正直で誠実なことだと思います。
起業への一歩の怖さ
しかし、いざ「もっと自分の可能性を広げたい」「もっと多くのお金と自由を得るために起業したい」となると、次のような不安がよぎります。
「会社のお給料がなくなるのが怖い…」
私ももれなくそうでした。起業したいと思いながらも、ずるずると10年以上「半サラリーマン」をしていたのです。(もちろん、サラリーマンが悪いわけではありません。)
そんな中、潜在意識について学ぶ機会に恵まれ、「なぜ、起業しようとしても10年以上できなかったのか?」を掘り下げました。その理由の中で最も影響が大きかったのは、潜在意識に刻まれた家系の影響でした。
潜在意識と家系の影響
私の祖母は大正生まれの厳しい武家の家庭で育ち、完全に「専業主婦=家内」の価値観を持っていました。これが、私が起業をしたくても、妻である以上、家のことが最優先だと思って、なかなか起業に踏み出せなかった理由の一つです。そして、もう一つ、私の潜在意識に大きな影響を与えていたのが母でした。妻として、社会との繋がりを持たず、家内として生きてきた祖母に育てられた母は「もっと自由になりたい!」という強い願いを抱き、それが私の潜在意識にも大きな影響を与えていました。
実際、「母の潜在意識と子供の潜在意識は繋がりが強い」と言われています。私は48年間、「本当に欲しいものは自由なんだ」と信じて疑いませんでした。
「本当に欲しいものは?」と聞かれれば、即座に「自由!」と答えていました。
モロッコの砂漠での気づき
起業して死に物狂いで成果を出し、十分な「お金」を稼いだ私は、自分へのご褒美としてモロッコの砂漠を訪れました。広大な360度の水平線を眺めていると、まるで自分が無限の自由に包まれているような感覚に陥りました。
その瞬間、衝撃的な気づきがありました。
「ああ、最初から私は自由だったんだ。」
それまで信じて疑わなかった「お金があれば自由になれる」という思い込みが、完全に崩れ去りました。
本当の自由とは?
自由であることに気づいた私は、自分の人生の目的を見失いました。
「だったら何のために生まれてきたんだろう…」
「え?じゃあ、何のために私は起業したんだろう…」
母の願いの鎖が解けた瞬間、自分がいきなり「真っ白」のキャンバスになったように感じました。
その後、3年にわたる「自分探しの旅」が始まりました。そして最終的に、天職と言えるものに出会うことができたのです。
だからこそ伝えたいこと
改めて言います。
脱サラ起業の理由は、最初は「お金」や「自由」が目的で構いません。
自分が欲しいものに、本気で向かっていって「手に入れた瞬間」、本当は最初からあったことに気づく。そこから本当の「起業の目的」や「理念」が研ぎ澄まされ、天職に近づきます。
だから、今「お金のため」「自由のため」に起業を考えている方は、ぜひ一直線にやってみてください!
あなたの魂(潜在意識)が納得するまで、突き進んでください。
誰かのために頑張りすぎる、愛ある優しいあなたを、心から応援しています。